<ただ1人の新入生>少子化進む、石巻市牡鹿地区の小学校でも入学式(宮城)
宮城県内では、8日 多くの小学校で入学式が行われました。
このうち、少子化が進むなか石巻市牡鹿地区の小学校では、ただ1人の新入生を在校生があたたかく迎えました。
石巻市の鮎川小学校では、満開のサクラのもと入学式が行われました。
保護者や在校生が見守るなか式に臨んだのは、ただ1人の新入生・阿部結音さんです。
1873年に開校した鮎川小学校は、多い時には全校で約900人の児童が通っていましたが、少子化が進み今年度は10人にまで減少しています。
鮎川小学校1年 阿部結音さん
「(頑張りたいのは)英語。お外で遊ぶの楽しみ」
母・阿部理菜さん
「結構、お友達と遊ぶのも得意な 方だと思うので、仲良くやってい っていければなと思います」
鮎川小学校では、運動会には保護者以外の地域の人も参加するほか、一部の行事は地域の学校と合同で行うということです。
小さな背中に大きなランドセルを背負った子どもたち。
仙台市宮城野区の岡田小学校で行われた入学式では、新1年生30人が新しい友達と手をつなぎながら晴れの舞台に入場しました。
式では、玉上智江美校長が「小学生になったら元気よく挨拶と返事をしましょう」と歓迎の言葉をおくりました。
校長)教科書です。いっぱい勉強してください
児童)ありがとうございます
式の後、新1年生は教室で担任の教師から名前を呼ばれると、元気よく返事をしていました。
新1年生
「勉強(を頑張りたい)。(Qなんの勉強を頑張りたい?)算数」
「(Q友達何人作りたい?)10人」
「(Qどんな1年生になりたい?)かっこいい1年生です」
子どもたちに将来の夢を聞いてみるとー。
新1年生
「(Q将来の夢は?)パティシエ。(Qなんでパティシエになりたいの?)ケーキが好きだから」
「アイドル。だって可愛いから」
「サッカー選手になりたい。ニュースとかでサッカー選手、かっこいいから」
県内では多くの学校で8日入学式が行われ、子どもたちが小学生としての第一歩を踏み出しました。