【「チダイ」ってどんな魚?】未利用魚「チダイ」使ったレシピコンテスト 最優秀賞は「3種類のソースで味わう揚げ焼き」(仙台市内の調理専門学校)
仙台市内の調理専門学校で,、宮城県内では未利用の「チダイ」という魚を使ったレシピのコンテストが、開かれた。
ウロコを取って下準備。
包丁を丁寧に入れて捌く。
料理に使われたのは、宮城・亘理町の荒浜漁港で水揚げされた「チダイ」。
一般に知られていない「未利用魚」について学んできたプロの料理人を目指す専門学校生33人が、5つのチームに分かれ「チダイ」を使った弁当や惣菜のレシピを考案した。
魚が嫌いな子どもでも食べられるようハンバーグにしたり、身を切り出したあとに残る魚のアラを活用して炊き込みゴハンを作ったり、アイデア料理に腕を振るった。
宮城県内では、2016年から「チダイ」の漁獲量が増えているが、「チダイ」はマダイより小ぶりで身が柔らかく食べる部分が少ないため消費が進んでいないという。
27日は、宮城県内の水産業者などが審査した。
それぞれのチームが、味付けや工夫した点を説明。
最優秀賞に選ばれたのは、「3種類のソースで味わう揚げ焼き」。
審査員の講評「チダイの良さを活かす柔らかさ、 まろやかさを活かす揚げ方の工夫などで、評価が高かった」
最優秀賞チーム「チダイの水分を抑えることによって、中が蒸し焼き状態になって、おいしくできるよう工夫しました」
最優秀賞など一部のレシピは、今後 亘理町の直売所などで販売される予定だ。