石破総裁
「諸条件が整えば、10月27日に解散総選挙を行いたいと考えています」

30日午後、自民党の石破総裁は10月27日投開票の日程で解散総選挙を行う考えを表明した。

近づく総選挙について仙台市内では…

街の人
「なるべく明確で具体的な、なんていうか、目標を掲げてくれているところに応援したいなって気持ちがあります」
「言葉は悪いですけど、国に期待するより、だったら自分で動いてっていう風な感じで今思ってる感じです」

また、自民党の新役員人事も発表され、宮城県内からは党の政策や予算編成を取りまとめる責任者となる政調会長に、前回宮城6区選出の小野寺五典氏が起用された。

投開票まで1か月もない、異例の日程となる今回の総選挙。

宮城1区から立候補を予定する自民党の現職土井亨さんは戸惑いを見せる一方で、選挙で国民への説明責任を果たしていく考え。

自民・現職 土井亨氏
「内閣総理大臣に就任されてから熟慮で決めていただけるものと思っていたので、まだその前段階で解散総選挙の期日がハッキリしてくるのは私自身は戸惑い、なんでなんだろうねという思いはあります。政治とカネの問題含めて政治資金規正法などしっかり改正をして国民のみなさんに示してかなければいけない」

同じく1区からの立候補を予定する立憲民主党の現職岡本章子さんは、改めて自民党との対決姿勢を強調した。

立憲・現職 岡本章子氏
「野田代表と石破新総裁の議論、論戦をとても楽しみにしていたので、非常にがっかりしているけれども、やっぱり政治とカネの問題、決着をつけないままに蓋をしようとしているという意味であればしっかり選挙で早期に決着をつけたい」

日本維新の会の新人・高橋浩司さんは、自民党の政治のあり方を批判するとともに、総選挙では与党を過半数割れに追い込むと意気込む。

維新・新人 高橋浩司氏
「石破さんがああいう発言をした中で周りに押し切られて前倒しをしていくのは石破さんらしくない。自民党というのは変われない政党なんだなというのが率直な感想。旧来からの古い政治を抜本的に変えていくというのが私たち日本維新の会の基本姿勢」

宮城は1票の格差是正のため「選挙区1減」

今回の総選挙では、1票の格差是正のため、宮城の選挙区が1つ減る。
新たな4区は富谷市や多賀城市、石巻市などを加えた選挙区に。
新たな5区はこれまで2つの選挙区にまたがっていた大崎市の全域を吸収し、内陸から沿岸までのエリアだ。

ミヤギテレビの取材では、立候補を予定しているのは下記となっている。

■宮城1区　立候補予定者

宮城1区に立候補を予定しているのは自民・立憲の現職と維新の新人の3人。

■宮城2区　立候補予定者

宮城2区に立候補を予定しているのは自民・立憲・維新いずれも現職の3人。

■宮城3区　立候補予定者

宮城3区に立候補を予定しているのは自民現職と立憲新人の2人。

■宮城4区　立候補予定者

区割りが変わる4区は、それぞれ大臣経験者の自民現職と立憲現職に維新の新人が挑む構図だ。

■宮城5区　立候補予定者

こちらも区割りが変わる5区は、自民の現職に維新と共産の新人が挑む構図となっている。