<『行政代執行』による元ショッピングセンター解体工事>屋根や外壁など破損激しく倒壊して危険が及ぶ可能性(宮城・栗原市)
宮城・栗原市は、市として初めての『行政代執行』による空き家の解体工事に、17日着手した。
解体工事が始まったのは、栗原市栗駒岩ケ崎にある元ショッピングセンターだった木造の建物。
空き家の状態になっておよそ20年が経過し、屋根や外壁などの破損が激しく倒壊して周辺に危険が及ぶ可能性がある。
宣言「行政代執行法に基づき、当該建物の除却工事に着手します」
栗原市では、建物を所有する仙台の会社に対し適切な管理を求め、勧告や命令を行ってきまたが応じないとして、栗原市内では初めてとなる『行政代執行』に踏み切った。
17日は、建物の周囲にフェンスを設置したほか、除草作業が行われ、8月からは重機による解体が始まるという。
栗原市建設部都市計画課・阿部泰憲課長
「通行人や子どもたちの通学路で、非常に危険であるというところで、今回地域住民の安全・安心を確保する上で、行政として代執行に至った次第です」
解体工事は、10月末までに終える予定で、およそ2500万の費用は解体後に全額を所有者に請求するという。