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<救急搬送の効率化へ>タブレット端末で患者情報を医療機関と共有する新・システム 仙台市が検証スタート

2024年8月19日 16:18
<救急搬送の効率化へ>タブレット端末で患者情報を医療機関と共有する新・システム 仙台市が検証スタート

救急搬送の効率化につなげようと、仙台市はタブレット端末を使って患者の情報を医療機関と共有する新たなシステムの検証を始めた。

19日は、新システムを使ったデモンストレーションの様子が、報道公開された。

救急隊員は、これまで紙に記録していた患者の症状などをタブレット端末に入力。

氏名や性別などの情報は身分証を撮影するだけで、すぐに文字データとして反映される。

白壁里沙子アナウンサーリポート
「タブレット端末を使うことで、素早く情報伝達できるほか、ケガなどを見える化できるので、医療機関により詳細に情報を伝えられるということです」

新システムの検証は、救急隊と仙台市内4つの医療機関の間で始まり、これまでの電話連絡からタブレット端末により複数の医療機関に同じ情報を共有が可能で、搬送時間の短縮が期待できるという。

仙台市消防局・佐々木隆広救急企画課
「地域によって医療事情が違うので難しいですが、鎌倉市の実証実験で46秒時間を短縮した実績があります。日立市では二件目以降の医療機関選定で2分30秒短縮できたと聞いているので、同等かそれ以上の効果を期待しています」

仙台市の救急搬送は、出動件数の増加で年々搬送にかかる時間が伸びているのが現状で、仙台市では来年度以降、新システムを本格導入したい考えだ。

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