新年快楽!春節でにぎわう観光地、空港で聞いた「どこに行く?」山形・宮城が人気上昇
29日は中国などで新年を旧正月に祝う「春節」です。
その大型連休に合わせて仙台空港でも多くの観光客の姿が見られました。
気になる行き先は?
仙台空港に着陸した香港からの旅客機。
吉田悠祐 記者
「香港からの便が到着し、空港ロビーは大きな荷物を抱えた外国人観光客で賑わっています」
台湾から来た子ども
「新年快楽!」
春節では中国本土だけでなく香港や台湾なども大型連休です。
アジアを中心とした旅行予約サイトに調査によると、今年の春節では東京や大阪、京都が人気ですが、東北を選択する旅行者が多く人気上昇ランキングでは山形が1位・宮城が2位となっています。
香港から来た人
「樹氷」
台湾から来た人
「蔵王の樹氷と、銀山温泉」
香港から来た人
「キツネを見に行く」
蔵王の樹氷や山形県の銀山温泉、そして宮城県の蔵王キツネ村などを周遊するバスツアーが人気で、予約数は去年の2倍以上となっています。
背景にはSNSでの拡散や、去年12月の仙台香港便復活が影響している見られています。
日本三景・松島の遊覧船乗り場にも、台湾や香港から訪れた観光客の姿がありました。
松島島巡り観光船企業組合中島一都 監事
「きょうから春節が始まり、まだまだお客さんの方は少ないですがこれから伸びてくるのかなと予想しています。台湾は例年通りお客さんは多く 入っているがそのほかに香港の方が著しく伸びている」
観光物産館で人気の食事や土産物について聞きました。
松島観光物産館 井上博文店長
「やっぱりこの時期ですので、特にカキ鍋のお膳が人気があり ます。1階のお土産の方ですと煎餅類や萩の月ですとか人気ですね。」
台湾から来た人
「みんなのマナーが良い。街がすごく綺麗。食べ物もすごく好きです」
仙台空港ではこの「春節需要」に対応するため、中国語の案内などをもうけたお土産コーナーを増やし、多くの客がお菓子などを中心に思い出の品を買い求めていました。
「春節」の大型連休は2月4日まで続きます。