東北大学が第一号「国際卓越研究大学」に認定 「我が国全体の研究力をけん引していくことを期待」
世界トップレベルの研究を目指し国から助成が出る「国際卓越研究大学」の第一号として、東北大学が認定された。
阿部文部科学大臣は8日の閣議後会見で、国際卓越研究大学の認定候補としていた東北大学について、追加で求めていた大学の国際化などについての具体的な計画が示され、有識者会議と大臣としての判断として初の卓越大として認定したと発表した。
阿部俊子文科相
「初の認定校として、東北大学が我が国全体の研究力をけん引していくことを期待している」
このあとさらに卓越大としての「認可」の手続きを経て、東北大学は国の10兆円規模の「大学ファンド」の運用益から年間100億円前後の助成を今年度から最長25年受けることができ、研究分野での国際競争力の強化を目指すことになる。
認定を受け東北大学の冨永悌二総長は「日本、そして世界を先導する研究大学を創造し社会のみなさまの期待に応えてまいります」とコメントしている。