道路陥没…仙台市は大丈夫?担当課に聞いた“50年経過は約800キロ”
仙台市では道路の陥没は小規模なもので年間80件ほど発生しているという。
どのような対策が取られているのか取材した。
こちらの映像は3年前、太白区日本平の市道で発生した道路の陥没。
深さは2mに及んでいた。
市によると、道路の陥没は小規模なものだと年間80件ほど発生していて、特に下水処理場から送られた汚水が吐き出された場所などは配管の腐食しやすいという。
仙台市下水道調整課 鎌田清孝課長
「こういった部分がですね汚水から出た硫化水素によってコンクリート分がなくなりまして、鉄筋が露出している状況にございます」
黒い部分が硫化水素で腐食した箇所。
仙台市では事故につながる配管の腐食の早期発見に向けてカメラ調査を実施。
目視での点検も含めると毎年40キロほど調査を行っていますが調査できるのはごく一部。
市内の下水道管約5000キロのうち法定耐用年数の「50年」を経過している管は約800キロあるという。
仙台市下水道調整課 鎌田清孝課長
「八潮市のようなあれほどの大きな規模の汚水管は仙台市ではございませんので、あそこまでの事故は起きにくいとは考えておりますが、下水道管を適正に維持管理進め、少しでも道路陥没がおこらないよう」
仙台市でも通常の点検に加え、2月第一週中に自主的な緊急点検を行う予定だという。