<酒の熟成の進み具合を確認>酒造メーカーで杜氏などによる伝統行事『初吞み切り』(宮城・大崎市)
宮城・大崎市の酒造メーカーでは、杜氏らが酒の熟成の進み具合を確認する伝統行事『初吞み切り』が行われた。
ズラリと並んだ酒瓶は、蔵にある136のタンクから抜き出した原酒のサンプル。
毎年この時期に行われる『初吞み切り』は、杜氏や蔵人が 出荷前の酒の質や熟成の進み具合を確認する伝統行事。
原酒のサンプルは、ひとつひとつ細かくチェックされるが、出荷前の確認はもちろん来季の仕込みの参考にもするという。
一ノ蔵・門脇豊彦総杜氏
「熟成は調度よく進んでいますから、ほぼ計画通りだと思います」
『初吞み切り』が済んだ原酒は、このあとアルコール度数の調整を経て、随時製品として出荷されるという。