車道を歩行空間にするとにぎわいは生まれる?長町で社会実験「休めるところがあって良い」〈仙台〉
この社会実験は、仙台市などがJR長町駅前の商店街エリアに賑わいを生み出そうと初めて行っているもの。
対象は、昔ながらの商店が立ち並ぶ長町駅前交差点から広瀬橋交差点までの約1キロの区間。
吉田悠祐 記者
「車線が規制されてできた空間には机やイスが並べられています。その外側には自転車が通行するレーンが設けられています」
旧国道4号の4車線のうち片側1車線ずつを封鎖し、歩道と合わせて幅約7メートルの空いたスペースには、テーブルやベンチが並べられキッチンカーが出店している。
仙台市によると、長町商店街エリアは周辺に大型商業施設などが進出したことにより、空き店舗や空き地が目につくようになったという。
大学生
「人があまり滞留する場所がないので、休めるところがあって良いと思う」
太白区まちづくり推進部 長町地域活性化推進室 横内 哲 室長
「地域と商店街とともに多様なコンテンツを用意しているので歩きながら回遊しながら楽しでほしい」
社会実験は12月1日(日)までで、長町駅前の西口広場ではステージイベントが行われる。
仙台市では今後、社会実験を検証し商店街のにぎわい創出と道路の整備方針を検討したいとしている。