【電気・ガス料金の負担軽減措置】政府は5月使用分までで終了する方向で調整 東北電力社長「お客様の負担が増えるのを重く受け止めたい」
政府は「電気・ガス料金の負担軽減措置」を5月使用分までで終了する方向で調整していることが、分かった。
これについて、東北電力の樋口社長は28日の会見で「お客様の負担が増えるのは重く受け止めたい」と述べた。
政府は、物価高騰による負担軽減措置として、家庭向けの場合 電気料金は1キロワットアワーあたり3.5円、都市ガスは1立方メートルあたり15円を補助している。
この措置について、政府は今年5月の使用分は半分に縮小した上で、6月以降を継続するかどうか検討を続けてきたが、政府関係者によると、6月以降は終了する方向で調整しているという。
一方、「ガソリン補助金」は4月末までの期限を延長する方向で調整しているという。
これについて、東北電力の樋口社長は28日の定例会見で、経営には影響がないとしたうえで次のように述べた。
東北電力・樋口社長
「我々の収入は変わらないが、お客様の負担が増えるのは重く受け止めたい」
負担軽減措置が終了すると、東北電力の見通しでは 一般家庭で月あたり900円余り値上がりするという。