「息子がなぜ命を落としたのか」陸上自衛隊・多賀城駐屯地で隊員が転落し死亡 遺族が調査のやり直し申し入れへ(宮城)
2020年、陸上自衛隊多賀城駐屯地(宮城)で屋上から隊員が転落し死亡した。
仙台市内の遺族は、自衛隊側の原因調査が不十分だとして、2月17日に防衛省に調査のやり直しを申し入れることを明らかにした。
遺族や代理人弁護士によると、2020年3月 陸上自衛隊多賀城駐屯地で隊員の佐藤未来仁さん(当時23)が、多賀城駐屯地の本部庁舎の屋上から転落し死亡した。
仙台市内の遺族は、職務上の原因による転落ではなくハラスメントやいじめなどが確認できなかったとする自衛隊側の原因調査が不十分だとして、2月17日防衛省に調査のやり直しの申し入れを行う。
亡くなった佐藤さんの母・直子さん
「今信じられるのは、未来仁がこの世にもういないということだけ。自分の息子がなぜどうして命を落としたのか、もう一度きちんとした捜査を要求し、誠意のある対応を求める」
遺族は、これまで防衛省から開示された関連文書は、ほとんどが黒塗りにされていて説明がずさんだとしている。
最終更新日:2025年2月7日 19:00