【ひきこもり支援】オンライン上で居場所提供する取り組み 顔出さず「アバター」で会話 宮城県が10月スタート
宮城県は、ひきこもりの人に社会との接点を持ってもらおうと、オンライン上で居場所を提供する取り組みを10月からスタートさせる。
室井記者「自分のアバターをこのように動かして、他のアバターに近づくと会話ができる仕組みになっている。こんにちは」
10月2日に開設される「おらんちラウンジ」は、県とひきこもりの若者の支援を行うNPOなどが運営を行う。
アバターを使うことで、顔や名前を出さず 気軽に他の参加者との会話をオンラインで楽しめるだけでなく、ゲームを通じての交流や、支援員による個別の学習サポート・進路相談といった支援も行われる。
対象は、義務教育が終了していてひきこもり状態にある県内在住の人で、オンライン面談した上で参加が出来る。
NPO法人Switch・今野純太郎代表理事「ちょっとずつ色々な人とコミュニケーションをすること に慣れていただいて、最終的には(外に)出てきていただき 色々な方と直接コミュニケーションできるということを目標にしていただければ」
内閣府の調査に基づき計算すると、宮城県内でひきこもりの人は15歳~39歳で6600人、40歳~64歳で1万人いると推計されている。