【3連休最終日は「お出かけ日和」】「火伏せの奇祭」に「イチゴ狩り」、「ヨシ刈り」(宮城)
3連休最終日の12日は、穏やかに晴れてお出かけ日和になった。
「ヨシ刈り」、「火伏せの奇祭」、「イチゴ狩り」を取材した。
仙台市若林区荒浜で行われたヨシ刈り体験。
これは、震災の津波で失われた防災林の再生に取り組む団体が初めて企画したもので、地元の住民らが参加した。
ヨシは、川沿いや沼地に自生するイネ科の植物で、かやぶき屋根の材料などに利用されている。
参加した人は、高さ3メートルほどのヨシを鎌で根元から刈り取っていった。
参加者
「ちょっと力を加えながらやると取れます」
「刈らないと良いヨシが出てこないから…」
ヨシの一部は配られ、夏の日よけとして「ヨシズ」などに使われるという。
また、湿地の乾燥化を防ぐため、地下水を汲み上げる井戸掘りも行われた。
祭りの声「ホーホー」
一方、こちらは宮城・登米市東和町米川に伝わる火伏せの奇祭。
「米川の水かぶり」は8、00年以上続くとされる火伏せ祈願の伝統行事で、2018年ユネスコの無形文化遺産に登録されてる。
ワラを身にまとい、神の使いに扮する13歳~60歳の25人の男たちが、奇声を上げながら手桶の水を家々の屋根にかけて回った。
沿道に集まった人たちは、防火のお守りになるというワラを次々と抜き取っていた。
屋根にワラを投げ上げた人「ヨッ上った、上がったかな。これで火伏せになります」
ワラを取った人
「火事にならないと良いです」
「人が久しぶりに多くて暖かいし 賑やかでとても良かったです」
「米川の水かぶり」は多くの人で賑わっていた。
家族連れが訪れていたのは、仙台市泉区松森にあるイチゴ農園。
こちらのハウスは、1月~6月まで長い期間イチゴ狩りが楽しめる人気スポット。
栽培されているのは「とちおとめ」や「紅ほっぺ」、宮城県のオリジナル品種「もういっこ」など5種類。
子どもたちが、真っ赤に熟したイチゴを摘み取り、口いっぱいに頬張っていた。
訪れた少年「甘酸っぱいものもあれば、甘いものもあったりして、とても美味しい」
訪れた姉妹
「(Q.いちごのどんな味が好き?)甘いところ」
「(Q.あと何個くらい食べたいですか?)姉『10個』 妹『100個』」
訪れた人は、旬の味覚を味わい、3連休最終日を楽しんでいた。