<障害者を取り巻く差別・困難を知って…>『みやぎアピール大行動』(仙台市)
障害者を取り巻く差別や困難を広く知ってもらい、その根絶を呼び掛ける集会「みやぎアピール大行動」が、仙台市内で16日に開かれた。
これは、宮城県内40あまりの障害者の団体でつくる実行委員会が、毎年行っている。
今年は、『能登半島地震』を受けて「障害者と防災」がテーマとなり、障害者の視点を反映した防災計画や避難計画の整備を行政に求めるアピール文を採択した。
みやぎアピール大行動・実行委員 高橋幸さん
「障害者や高齢者をはじめとする人々の状況・必要となる支援を、本人・行政・地域で共有し、支援や対策を手厚くしていくことが必要である」
また、『能登半島地震』の被災地の現状として、障害者支援事業所の中に職員不足によって事業が止まっている所があることなどが報告された。
集会を終えた参加者たちは、仙台市中心部を歩きながら、障害者の権利を保障し、差別や偏見のない世の中にしようと訴えた。