11日、定例会見に臨んだ村井宮城県知事。

＜村井 宮城県知事＞
「政治に対する不信感にもつながることだと思うので、つまびらかに事実を表にだしていただきたいと思います。もし本人が何らかの形で関与されているのであれば、自主的に公表なさってほしいと思います」

村井知事はこのように述べ、一連の問題が政治不信にもつながるとして、宮城県選出国会議員に対して関与ある場合は公表するよう求めた。自民党の安倍派「清和政策研究会」のパーティー券をめぐっては、これまでに松野博一官房長官など国会議員議員複数人が、収支報告書に記載のない〝キックバック〟を受けていたとみられることがわかっている。

現在、安倍派に所属する西村明宏衆議院議員(宮城3区)は取材に対して、「派閥の政治資金については刑事告発を受けているとのことであり、事実関係を確認し適切に対応する」とコメントしている。
今年9月に安倍派を退会した土井亨衆議院議員(宮城1区)は政治資金パーティーの収支報告書への記載について「夏前の調査で確認、提出していて問題はなかった」とコメントしている。