仙台市にある「大倉ダム」が日本で唯一の「ダブルアーチダム」として土木学会が認定する今年度の「土木遺産」に選ばれた。

宮城県内の認定は、10件目。

仙台市青葉区大倉にある「大倉ダム」は、地形の特性をいかした2つの湾曲した造りをしている。

1961年に完成し多目的ダムとして、仙塩地域の人々の生活や産業を支えている。

阿部美月記者リポート「大倉ダムはダブルアーチという形式で、実は日本で唯一のダムです。こちらとあちらの2つのアーチが特徴です」

歴史的価値や観光資源地域の資産として評価され、今年度の「土木遺産」に選ばれた。

「土木遺産」は、橋やダムなどの歴史的な土木構造物の保存を目的として、土木学会が認定しているもので、宮城県内では10件目だ。

23日は、認定授与式が行われた。

管理する宮城県は、今後「大倉ダム」の役割や歴史の発信に力を入れたいとしている。