Q2025年の見通しは?宮城の各財界トップが予想 新大統領や大阪万博の影響も〈新年のつどい〉
白壁里沙子 アナウンサー
「各界のトップたちが続々と会場に入っていきます。今年はどんな1年になると見ているのか。こちらのボードを使って予想していただきます」
仙台市と仙台商工会議所が開いた「新年のつどい」には県内の政財界の関係者ら1000人あまりが参加した。
金融業界が注視するのが今月、アメリカ大統領に就任するトランプ氏の影響だ。
七十七銀行 小林英文頭取
「前半はアメリカでトランプ大統領が誕生するということで、やや戸惑いながらも上昇していく上がったところで少しより戻しもあるかなと。全体としては良い方向に進んでいくと思います」
生活用品を取り扱う業界もトランプ氏への対応が鍵と見ている。
アイリスオーヤマ 大山健太郎 会長
「彼の政策がはっきりわかった時から成長のエンジンを生めるのではないかと。 日本経済間違いなく対応力があるので対応していけば後半には明るさが出るんじゃないか」
そして私たちの暮らしの中心となるインフラ業界。
東北電力 樋口康二郎社長
「おかげさまで昨年女川原発2号機が再稼働しました。順調に安定運転していきますと、 燃料費の削減効果がじわじわと表れるので右肩上がりになっていくと思います」
また、インバウンドが好調な観光業界では後半に懸念要素があると見ている。
ホテル佐勘 佐藤勘三郎社長
「最初の方はインバウンドの増加が見込まれて好調に推移するかと思われます。ただし後半、ご存じの通り大阪で万博が開かれます。観光の重点が西の方に移っていくんだろうと思いまして」
一方、航空業界からは「大阪万博」に期待の声も。
仙台航空国際 前田基社長
「海外からのお客様は台湾便を見ても年間を通じて安定して来ている。インバウンドが下支え。この夏には万博があるので、大阪万博を目的に来られて、そのまま東北地区にも足を伸ばしていただけるのではないか。さらに押し上げていただけるのではないかと」