【宮城県内の大学・短大等卒業した<新社会人>】県内企業から内定得た割合 調査開始後初めて<4割切る> 大都市圏での求人数増加やオンライン面接の一般化が要因か
今年3月に宮城県内の大学・短大などを卒業した新社会人の就職内定率は、13年連続で90%を超えた一方、宮城県内企業から内定を得た割合は、宮城労働局の調査開始後初めて4割を切ったことがわかった。
宮城労働局が、宮城県内の大学や短大など68校を対象に行った調査によると、今年3月に卒業した新社会人の就職内定率は95.0%にのぼり、13年連続で90%を超える高い水準となった。
一方で、内定先が宮城県内企業だったのは39.2パーセントと前の年を1.4ポイント下回り、調査を始めた2010年以降で初めて4割を切ったという。
宮城労働局は、人手不足の大都市圏で求人数が増加していることやオンライン面接の一般化で県内から県外企業に就職活動ができるようになったことなどを要因として挙げている。