対馬市にやってきたのは、人気ロックバンドオレンジレンジです。

ライブでは、地元の子どもたちと共演、島を熱く盛り上げ、元気を届けました。

8月4日、対馬市の夏祭りに登場した沖縄出身の人気ロックバンド「オレンジレンジ」。

（オレンジレンジ　HIROKI）
「ここが一番熱い場所だと証明していきましょう」
子どもも、大人も、島全体が歌とダンスに包まれました。

3歳から高校生までおよそ120人が通うダンススクール。
選抜された15人が、オレンジレンジのライブでバックダンサーをつとめます。

共演する楽曲は…。
ポップでにぎやかな人気曲「SUSHI食べたい」。

子どもたちは、2か月前から練習を重ねてきたそうです。

（パールダンススタジオ　北山琢也代表）
「最初から最後まで目線をまっすぐ見て盛り上げてしっかり」

（チームリーダー 築城花佳さん）
「バックダンサーをさせてもらえるって聞いて無茶苦茶うれしかった。
オレンジレンジさんを盛り上げられるように頑張ってすしを食べて踊りたいです。頑張ります」

厳原港　8月3日、4日に厳原港で開かれた「港まつり」。
そこにゲストとして招かれたのがオレンジレンジです。

（オレンジレンジ　HIROKI）
「初めての島ということもあって、ライブだけじゃなくていろんなことを感じながら、おいしいものを食べたり楽しめたらなと思ってます」

オレンジレンジのメンバーは初めて対馬を訪れたそうです。
魅力を知りたいと島内を巡ります。

まず向かったのは、豊玉町の 養蜂場

この地で48年にわたり養蜂を営む扇米稔さんと咲子さんの案内を受けます。

（オレンジレンジ　YAMATO）
「僕ら近くにいて大丈夫ですか？おーめちゃくちゃ出てきた」

初めて見るミツバチの巣に、メンバーは夢中になってカメラのシャッターを切ります。

（オレンジレンジ　YAMATO）
「蜜も間近で見てこの羽の音とかなんか、感動的ですね」

（養蜂場 　扇米稔さん）
「ハチミツはのどを潤してくれるから、ハチミツの成果を出せって、頑張ってやれって帰りに声かけましたよ」

（オレンジレンジ　YAMATO）
「みんな快く迎えてくれてるのもうれしかったし。人と人の付き合いを大切にしながらあしたも迎えられたらいいなと思う」

サバ・ヒラマサ・マグロなど養殖魚の見学とエサやり体験も

（丸徳水産 犬束祐徳さん）
「サバが食べれない餌をアジが食べて味とサバが食べれないのを下でカサゴが食べる。といういけすの中でも循環を作って…」

船に乗り込んでサバやマグロの養殖いけすを見学します。

（丸徳水産 犬束祐徳さん）
「私自身もオレンジレンジの音楽にいろいろ心を救われてきたので（ライブでは）ぜひいろんな方々の心を動かしてほしい」

対馬をまわり、その魅力に触れたメンバー。

（オレンジレンジ　HIROKI）
「自分たちも沖縄っていう島の生まれなので娯楽がそこまで多いとは言えないんですけど、だからこそこのお祭りを楽しく喜んでもらえるような空間を作りたいと思っている」

あすは自分たちの音楽で祭りと島を盛り上げたいと気持ちを込めます。

（オレンジレンジ　HIROKI）
「（ライブで）同じぐらいの花火打ち上げたいっすね」

■ライブ当日
迎えたスペシャルライブ当日。

開演1時間前には、市民が続々と集まってきました。

（市民 男性）
「すごいなと対馬力入れ始めたなと。世代なのでその頃の歌が聞きたい」
（市民 女性）
「楽しみ。対馬に来ると思わなかったので。"イケナイ太陽”とか聞きたい」

（オレンジレンジ　メンバー）
「よーよいしょ（気合）」

集まった観客はおよそ3000人。子どもも、大人も…。
会場は熱気に包まれます。

そして、いよいよ地元ダンスチームとの共演です。

（オレンジレンジ　HIROKI）
「パールダンススタジオの皆さんでーす」
「全力で盛り上がっていきましょう曲はすし食べたい」

（オレンジレンジ　RYO）
「曲が始まるときはこわばった緊張した顔してたけど音が鳴った瞬間にステージにかけるダンサーとしての強い気持ちを一人一人もってるなと思ったのと、みんなのエネルギーに乗せられた感じがした」

子どもたちにとって忘れられない夏の1日に。

（ダンスチーム）
「楽しかったでーす」

（チームリーダー 築城花佳さん）
「バックダンサーで踊らせてもらえてめちゃくちゃうれしかったありがとうございます」

（オレンジレンジ　RYO）
「ライブというお祭りのエネルギーというかそういうのが感じられてそれに乗っかった感じです我々は、すごいよかったです」

最高のステージで、暑い夏をさらに熱く盛り上げたオレンジレンジ。

島に感動と笑顔の花を咲かせました。