長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」。
開幕まで、2週間あまりとなりました。

物価高騰の影響で今年は、新しいメーンオブジェを制作せずに開催することになりました。

長崎ランタンフェスティバルのメーン会場・長崎市の湊公園。

オブジェやランタンが飾られ、準備が進んでいます。

コロナ禍を経て、去年、4年ぶりの通常開催。

俳優・シンガーソングライターの福山 雅治さんと、俳優の仲 里依紗さんによる皇帝パレード特別版が行われたこともあり、過去最多となる約121万人の人出となりました。

毎年、ランタンフェスティバルの目玉となるのが、その年の干支などをモチーフとした大型のメーンオブジェです。

（長崎ランタンフェスティバル実行委員会　張 仁春幹事長）
「物価高騰の折を受け、メーンオブジェを制作することができなかった。厳しい予算の中で運営してきたが作ることができないのは、僕としては悔しい思い」

円安の影響で、制作に必要な資材費は、コロナ禍前の1.5倍の価格に。

また去年、強風で損傷したランタンの修理費もかかることから、今年はメーンオブジェを制作しないことになりました。

（長崎ランタンフェスティバル実行委員会　張 仁春幹事長）
「100年続く祭りにするためにも、財源の確保や節約をしながら(開催)していく」

皇帝パレードの皇帝役をNIBの番組「よル～じげ」にも出演しているタレントのルー大柴さん。

皇后役を「ひるじげドン」に出演する田中 明日実さんが務めることが発表されました。

ランタンフェスティバルは、今月29日から来月12日までの15日間開催され、90万人の来場を見込んでいるということです。