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東京大学の学生らが実際に祭りに参加し提案「五島の伝統文化の継承について考える発表会」《長崎》

2025年4月4日 6:23
東京大学の学生らが実際に祭りに参加し提案「五島の伝統文化の継承について考える発表会」《長崎》

地域の伝統文化の継承について、大学生らが研究した成果の発表会が五島市で開かれました。

発表会は、東京大学が取り組んでいる「フィールドスタディ型政策協働プログラム」の一環です。


(大宝地区 近藤 泰廣 郷長)
「担い手不足はどこの地区も同じで、大変な問題。きょう頂いたいろんな問題について、大宝地区として取り組んでいきたい」

大学生らは島を訪れ、国の無形民俗文化財に指定されている大宝地区の「砂打ち」と、崎山地区の「へトマト」について調査し、実際に祭りにも参加しました。

集まった40人を前に、祭りの担い手不足が地方の深刻な課題として、継続するために参加枠の拡大や、簡略化などを提案しました。

発表会では参加者とのフリートークも行われ、体験ツアーの実施や、クラウドファンディングの活用といったアイデアも出されました。

東京大学のプログラムは、移住の促進や観光振興など地域課題の解決を目的に行っていて、昨年度は13の県で実施されたということです。

最終更新日:2025年4月4日 8:16
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