アプリ使い被災状況を “リアルタイムで報告” 県央振興局など6団体「大雨時の初動対応訓練」《長崎》
17日に梅雨入りが発表された県内を含む九州北部地方。
長崎地方気象台は、今週末ごろから雨が強まるとしています。
諫早市や大村市では、大雨による災害に備え、訓練が行われました。
県央振興局が実施した大雨災害の初動対応訓練。
諫早市や大村市で雨が降り続き、「大雨洪水警報」が出された想定で行われました。
災害時の支援協定を結んでいる建設業協会の支部など6つの団体を含めた71人が参加し、連絡体制を確認しました。
(県央振興局職員)
「宇都町の方で斜面崩壊が発生しているという情報が入っている。詳細な情報収集が必要と思われる」
県央振興局が災害を認知すると、関係団体に現地の被災状況の確認を要請します。
(県央振興局職員)
「災害の発生状況について情報をお送りするので、現場の確認を後ほどお願いしたい」
山の斜面が幅5メートル、高さ20メートルにわたって崩れた想定の現場。
到着後、スマートフォン上のアプリを使い、被災状況を報告します。
(関係団体組合員)
「アプリに今、現場着いて登録した」
県央振興局はリアルタイムで状況を把握でき、対策などの協議を行います。
アプリは昨年度から導入され、今回の訓練から本格的な実用を開始したそうです。
(県央振興局 大塚 英樹局長)
「今のところシステムの大きなトラブルを伺っていないので、順調にきていると考えている。(情報を収集後)、まずは道路の復旧や河川の近くに寄らないような対策が早急に必要になってくる」
長崎地方気象台は、この先1か月の降水量を平年並みか平年よりも多くなるとしていて、今週末頃から1週間以上は、強い雨が続く見込みだということです。