九州最大級「ゆめタウン諫早」年間1000万人の集客目指す施設に 造成工事安全祈願祭開く《長崎》
諫早市で進む大型商業施設の開発についてです。
2026年度に開業を予定する「ゆめタウン諫早」。小売り大手の「イズミ」が運営し、入居テナントは約200店舗。
シネマコンプレックスも入る予定で、「ゆめタウン」としては九州最大級の店舗となる計画です。
建設される場所は諫早市長野町。
島原道路の長野インターチェンジに直結していて、県央地区だけでなく、島原半島や長崎市周辺も含めあわせて約50万人が住む地域が、集客のターゲットです。
さらには、佐賀県の嬉野市や武雄市などからの利用も見込んでいるということです。
「ゆめタウン」の周辺には保育園やクリニックモール、公園なども整備される予定で、地権者でつくる「土地区画整理組合」は、地域住民のつながりを生み出す街づくりを目指すとしています。
18日は、この土地の造成工事の安全祈願祭が開かれました。
安全祈願祭には地元地権者のほか、大石知事、諫早市の大久保市長、工事関係者らおよそ100人が参加しました。
(大久保市長)
「新たな雇用がうまれ、若者の定住と地域経済の活性化がなされる。まさに市の重要な拠点の1つになると大いに期待している」
「イズミ」の山西 泰明社長は “地域の人々の思いに応える施設にしたい” と意気込みました。
(イズミ 山西泰明社長)
「私どもの今の最善の全てをこれからの計画の中に入れて諫早に全く新しいゆめタウンができて、そして地域に貢献ができる、こういうことを今からやりたいと思っている」
整備が行われるのは、約18ヘクタールの地域。
現在建っている建物を解体し、建物を建てるための土地を造成、2027年の完成を予定しています。
(諫早市長野土地区画整理組合 八江 利春理事長)
「諫早には郊外店がなかったのが、ここにできれば大きな転換期になる。地元の人たちの雇用につなげられれば」
年間1000万人の集客を目指す「ゆめタウン諫早」。約2000人の雇用も見込まれています。