一部の路線で最終便繰り上げか 長崎市内4地区でバス2社が共同運行 4月の開始目指す《長崎》
バス路線の再編がさらに進む見通しです。
長崎自動車と県交通局は長崎市内の4つの地区で競合する路線を一本化する計画案を明らかにしました。
人口減少と少子高齢化の影響で赤字経営が続く長崎市や周辺の路線バス。
慢性的な運転士の不足に伴い、長崎自動車と県交通局は、おととし4月から「東長崎」「日見」「滑石」の3地区で、共同経営の形でバスの運行を一元化しています。
新たな計画案では2社の路線が重複する本原地区と目覚地区は県営バス、立神地区の昼間の時間帯と矢の平地区は長崎バスの運行に原則一元化するとしています。
また、4月から時間外労働の上限規制が設けられるいわゆる「2024年問題」に対応するため、一部の路線で最終便の繰り上げも予定しています。
新たな計画により、約1億1300万円の収支改善効果が見込まれていて、今後、計画を国に申請し、4月からの開始を目指すということです。