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ご武運を!宮司直筆のネコ入り「御朱印」 SNSで “カワイイ” “映える” と話題に《長崎》

2024年7月26日 6:45
ご武運を!宮司直筆のネコ入り「御朱印」 SNSで “カワイイ” “映える” と話題に《長崎》

長崎市の神社で人気急上昇の “縁起物” を取材しました。

「映えるグッズ」としてSNSでも話題となり、全国から参拝客が訪れています。

蛍茶屋電停のすぐ近くにある「中川八幡神社」。

創建は、江戸初期の1646年。“武運の神様” を祀る格式高い神社です。

(中川八幡神社 豊 正路 宮司)
「(中川の地は)交通の結節点にあたる場所にあった。坂本龍馬や勝海舟といった著名な方々や、全国から西洋医学をシーボルトに学びに来た学生も訪れた(と言われている)」

歴史ある「中川八幡神社」には、流行を取り入れた「映えスポット」や、縁起物も多くあります。

色とりどりの花を浮かべた花手水に…。

鮮やかな色あいの「御朱印」も、表情豊かな猫のイラストとスタンプが印象的です。

いずれも宮司=豊 正路さんが発案。

御朱印は手作りで毎月、自らデザインを考え、イラストを描き、消しゴムはんこを作って2種類を制作しています。

(中川八幡神社 豊 正路 宮司)
「消しゴムはんこは、耐久性がないのでダメになってしまう。いつも絵柄を変えたり、言葉を変えたりしながら、前の年と全く同じにならないようにしている」

豊 宮司が “一期一会の御朱印” と話す縁起物。

7月は七夕と 花火も入った「夏祭り」のデザインです。

御朱印を求めて訪れる参拝客は。

(参拝客)
「夏が近づいてきて大輪の花開くということで,この御朱印に決めた。躍動感があり、素晴らしい」

(参拝客)
「カラフルで良い。すべて手描きってすごい。(持っている御朱印の中で)一番かわいい」

(参拝客)
「インターネットで『御朱印 かわいい』と検索して来た。とてもかわいいし、きれい」

オリジナル御朱印の制作を始めたのは、7年ほど前。

(中川八幡神社 豊 正路 宮司)
「最初は字も下手で、絵も下手で。でもだんだんカラフルになって、手が込みだした。今月の絵柄は気に入っていただけるかな?。どうだろうな?という参拝客の反応も楽しみで」

コロナ禍で “御朱印集め” がブームとなり、SNSで発信すると人気となりました。

今では全国各地、さらには外国人観光客もこの「御朱印」を求めてやってくるといいます。

(中川八幡神社 豊 正路 宮司)
「いろいろな不安や悩みが多い時代ではあるが、心につっかえたものを解きほぐし、ほんの少しでも背中を押してもらえるように(と祈願して描いている)」

さらに、武運の神様ならではの縁起物が この色紙です。

野球、サッカー、バスケットボールなど スポーツをするネコとともに力強い「勝」の文字が。

大一番に臨む人たちに人気だそうです。

(中川八幡神社 豊 正路 宮司)
「ご神体三神とも勝負の神様がお祀りされているので、『必勝祈願』に来る人が非常に多い。それぞれの要望に応じた種目の絵柄を描けるよう、練習している」

今月は、夏の高校野球県大会や北部九州インターハイなど、スポーツイベントが目白押し!

「勝利の神様」が微笑むように。

豊宮司は、きょうも一筆一筆、思いを込めて描いています。

    長崎国際テレビのニュース