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3575人に喜びの春 公立高校 “ウェブ” で合格発表 県内55校中41校は定員割れ《長崎》

2024年3月15日 20:50
3575人に喜びの春 公立高校 “ウェブ” で合格発表 県内55校中41校は定員割れ《長崎》

喜びの春です。公立高校入試・後期試験の合格発表が15日に行われました。

去年からウェブでの発表のみとなっていて、受験生たちは自宅などで結果を確認したあと、恩師らに報告しました。

午前9時半頃。

長崎市立桜馬場中学校の職員室では、パソコンの画面を見つめる先生たちの姿が。

担当した生徒たちの受験番号と照らし合わせて、確認していきます。

(先生たち)
「わぁ~!」

合格を確認すると、歓声が上がりました。

県内の公立高校入試の合格発表は、従来、各高校に掲示して行ってきましたが、去年からは志望校のホームページでの発表のみに。

県教育委員会は、コロナ禍でウェブでの確認が定着したことが理由としていて、15日は3575人の合格が一斉に発表されました。

それぞれ、自宅などで番号を確認した受験生たち。発表後、続々と学校にやってきました。先生たちに結果を報告します。

(先生)
「見てどうやった?」

(生徒)
「ホッとしました」
「心配かけてすみませんでした」

(先生)
「心配したけど、無事合格できてよかったです」

積み重ねてきた努力が実り、合格をつかんだ受験生たち。

春からの高校生活に向け、期待に胸を膨らませます。

(生徒)
「ドキドキしながら(発表を)見ていたけど、自分の番号があった瞬間にこの世の終わりぐらい喜んだ」

(生徒)
「見た瞬間叫んだ。お母さんと抱き合った、泣いた。(受験勉強は)結構、きつかったけど、最後まで努力できてよかった」

(生徒)
「高校では、勉強と部活両立できるように頑張りたい」

(生徒)
「バトミントン部に入る。中学校時代の経験をいかして試合でもいい結果を残したい」

(生徒)
「文芸部でいろんな文章を読んだり書いたりしたい。勉強はもちろんだけど、高校生活を十二分に楽しみたい」

県高校教育課によりますと、今年度、全日制の後期試験の志願倍率は0.74倍で、前の年より0.03ポイント低下。

募集した55校のうち、41校で定員割れとなっています。

県教委は公立高校の魅力向上を目的に、来年度から入試制度を変更。

今年度までの「前期・後期」制から、「特別」「一般」「チャレンジ」の3つの試験が行われるようになります。

公立高校の入学式は、ほとんどの学校で来月8日に行われます。

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