つかめ一番札!こどもの日恒例の「長坂のぼり大会」諏訪神社で子どもたちが奮闘カメラ密着《長崎》
5日のこどもの日に行われた恒例の「長坂のぼり大会」に子どもたちの奮闘にカメラが密着しました。
目指すは「一番札」。子どもたちの健やかな成長を願います。
今年の大会にはコロナ禍で人数に制限があった去年の2倍のおよそ500人の子どもたちが挑みました。
響き渡る太鼓の音とあふれんばかりの歓声、その迫力に泣き出す子も。最後は手を引かれて階段を登り切りました。
4年生の北田 瑛麻さんは初出場だった去年、華麗なスタートダッシュから見事、一番札を手に。
(北田 瑛麻さん 当時小3)
「(来年も)出たい。1位取ります」
本番、緊張した様子でスタート地点に。
スタートを少し出遅れた瑛麻さん。どんどん追い上げ長坂の手前で並ぶと最後の73段でラストスパート。
同級生たちを引き離し堂々の一番札です。
(瑛麻さんの母 麻衣子さん)
「よかったね。きつかった?」
(北田 瑛麻さん)
「2年連続取れたのでうれしかった。3回目でもう一回一番札を取りたい」
長坂のぼり最後の挑戦となる6年生。
(甲田嵐生さん 小6)
「僕のお母さんが手作りして親戚とか全員この服を着ている。心をひとつにして頑張りたい」
選手宣誓を務めたのは6年生 甲田嵐生さん。4回目の挑戦です。
(甲田嵐生さん 小6)
「今年は、ビリ以外ならなんでもいいと親に言われているけど、できれば1位とか2位とか目指したらいいと思う。かっこいい走り方を見せたい」
ここ長坂で、週2回、走り込みをしてきました。嵐生さんの組は8人で競います。
いよいよスタート。泣いても笑っても、今年が最後です。
6年生は全部で164段。家族の期待を一身に背負い駆け上がります。
結果は8着でゴール。すべてを出し切った嵐生さん、思い残すことはありません。
(甲田嵐生さん 小6)
「頑張りました」
ラストレースを走り切り足もふらふら。
(嵐生さんの母 麗緒菜さん)
「かっこいい!がんばったね」
(甲田嵐生さん 小6)
「足がパンパンで痛い」
(嵐生さんの母 麗緒菜さん)
「感動しちゃいました。最後まで走れたのでかっこよかった」
(甲田嵐生さん 小6)
「きついです。まあ、(今後に)役立つと思います。いつか」
また少し成長した子どもたち。
境内には、惜しみない拍手と声援が響き渡りました。