長崎バスは今月8日、空港バスの貨物用のトランクルームに女性客を誤って閉じ込めたまま走行していたことを明らかにしました。

長崎バスは乗客の命を危険にさらした重大な事案として長崎運輸局に報告。女性に謝罪したということです。

長崎バスによりますと今月8日午後10時半頃、JR長崎駅前で乗客19人を降ろした後、終点のみらい長崎ココウォークまでの約13分間、1.5キロを貨物用のトランクルームに20代の女性客を誤って閉じ込めたまま走行したということです。

女性客は長崎駅で荷物を降ろそうとトランクに入ったということで、別の乗客がトランクの扉を閉め、バスの男性運転手は女性に気付かずに発進したということです。

終点で遺失物などの確認を行った際、運転手が女性客を発見。

女性客にけがはないということです。

男性運転手は女性客が閉じ込められた際、別の乗客の運賃の処理をしていました。

長崎バスによりますとマニュアルには、運転手が「発車前にトランクルーム内の安全確認を行う」必要があり、乗客の命を危険にさらした重大な事案として長崎運輸局に報告。

女性に謝罪したということです。