長崎で “サクラ開花”を発表 花見の準備万端の公園も 県内のサクラの名所の満開時期は?《長崎》
県内にも春の便りが届きました。
長崎地方気象台は「サクラが開花した」と発表しました。
平年より1日遅い開花です。
(長崎地方気象台 宮田 博治 気象情報官)
「5輪以上咲いているので、きょう開花とする」
長崎地方気象台では、標本木のソメイヨシノに開花の基準となる “5輪の花” が確認されました。
平年と比べ1日遅く、去年と比べ2日早い開花です。
気象台の「花咲かおじさん」として7年間、開花を発表してきた宮田 博治さんは3月で定年退職を迎えます。
今回が、最後の観測となりました。
(長崎地方気象台 宮田 博治 気象情報官)
「例年は1輪、2輪、3輪と数えながらいくが、1日で5輪というのは初めて。観測も私終わるので、ようやく “普通の花見ができるかなぁ” という感じ」
ウェザーニューズによりますと例年、開花から1週間~10日ほどで満開の時期を迎えるということです。
約400本のソメイヨシが楽しめる長崎市の「風頭公園」では、22日23日の2日間、「桜まつり」が開かれました。
23日はほとんどがつぼみの状態でしたが、桜馬場中学校の生徒による和太鼓の披露などが行われ、家族連れなどで賑わいました。
(観覧客)
「最高!暑いくらい。きょう来てから咲き出したので、いい花見会になった」
『夜桜』も楽しめるよう、来月2日までは “ぼんぼり” が点灯されています。
(風頭公園景観振興会 片山 巧 事務局長)
「サクラも龍馬像のバックにあるし、長崎の市街地を一望できる。そういう意味では、ほかの公園にはない見どころがある。多くの方に来てもらいたい」
県内各地の「サクラの名所」と満開予想です。
ウェザーニューズによりますと来月1日に満開を迎えるのは、VTRでもご紹介した長崎市の「風頭公園」。
来月3日には長崎市の「立山公園」雲仙市の「橘神社」「島原城」「西海橋公園」平戸市の「亀岡神社」などが満開を迎えるとみられています。
県内の最高気温は、27日木曜日までは20℃前後の日が続き、サクラの開花は順調に進むとみられていますが、週末は “2月上旬並みの寒さ” が予想されています。
花見を楽しむ予定の方は、厚手のコートなどを羽織って寒さ対策を万全にしてお出かけください。