鳥取県庁で発生時刻に合わせて一斉に黙とう 東日本大震災から13年 各市町村と合同で衛星回線を使用した防災訓練や災害現場映像を伝送する訓練 鳥取県鳥取市
2024年3月11日で東日本大震災から13年。地震が発生した午後2時46分に合わせて鳥取県庁では一斉に黙とうがささげられました。
多くの尊い命を奪った東日本大震災。今年1月には能登半島地震も発生し、巨大地震に対する防災意識が強まる中、鳥取県庁では各市町村と合同で防災訓練が行われました。
11日は鳥取県西部の断層で地震が発生し、普段使う通信回線が使用不能になったという想定で衛星回線を使用した情報収集や伝達の訓練を実施。さらに、県庁前を仮想の災害現場とし、衛星インターネットアクセスサービス『Starlink(スターリンク)』を使用して、現場の映像を災害対策本部室に伝送する訓練も行われました。
鳥取県危機管理部 木下章 危機管理専門官
「今回は庁舎の前ということで、非常に迅速に展開して送信することができたんですが、実際の場面ではやはり孤立した集落だとか、いろんな障害を乗り越えながらそこの現場に踏み込むという話になると思うんですけど、結果として得られる映像というのは、非常に災害対応にとっても重要なものだというふうに思っております」