地元就職の割合増加を目指す 企業の合同企業説明会開催 イベントを通して企業を知ってもらうきっかけに 鳥取県鳥取市
来年春に卒業する学生の就職活動が本格化する中、3月13日、鳥取県鳥取市では合同企業説明会が開かれました。
この合同企業説明会は、鳥取県にある企業の魅力を知ってもらおうと鳥取労働局などが毎年この時期に行っています。13日は、製造業や金融機関など143社が参加し、それぞれの企業の特徴や社会での役割、求める人材を伝えていました。
鳥取労働局職業安定部 勝部健太郎 職業安定部長
「日々生活していて、目にはするんですけど、どういう企業なのかどういうことをやっているかを知る機会は少ないので、イベントを通して、フェイス トゥ フェイスで話してもらうことで企業を知ってもらう機会は大事かと思います」
今年度、鳥取県内の4年制大学や短大、専門学校を卒業する学生の内定率は89.7%。このうち県内での就職は、約2割にとどまっていて、地元への就職をどう増やすかが、課題となっています。説明会には、県内外から約140人の学生が参加し、自分の興味のある業界を回り、真剣な表情で説明を受けていました。
参加者
「今のところは、住宅業界とIT関連を考えています。年間休日と基本給が気になります」
「堅いイメージがあったんですけど、皆さん優しくフレンドリーに接してくれるので、すごく質問もしやすい」
「インターネットや求人では見られないことが知れてよかったです」
鳥取労働局では、今後も学生と地元企業の接点を作り、県内就職率の向上につなげたいとしています。