待望のカニシーズン! とある理由から出港が遅れる可能性もあったが… ズワイガニ漁解禁に向けて壮行会 鳥取県鳥取市
待望のカニシーズンがやってきます。ズワイガニ漁の解禁を11月6日に控え、鳥取港では11月5日に壮行会が行われました。
大坪千成 記者
「鳥取市の鳥取港です。いよいよやってきたズワイガニのシーズン。港には多くの船が並び、出航を今か今かと待っています」
鳥取市の鳥取港で行われたのは、11月5日の夜0時に始まるズワイガニ漁の出漁セレモニー。しかし今年は、ある理由から出漁が遅れる可能性があったといいます。
鳥取県漁協賀露支所 岡部督 支所長
「雨でゴミや漂流物が流れてきまして、風の具合で港にたまっていたので船が出れるかなと、心配だったんですけども」
11月1日から11月2日にかけて降った大雨により、ゴミが湾内を漂流。船員たちがゴミを引き上げ、11月5日のセレモニーを無事、迎えられました。
さらに賀露小学校の鼓笛隊による演奏も披露。停泊する4隻の漁船に乗り込む乗組員たちを大勢の人が見送っていました。
鳥取県漁協賀露支所 岡部督 支所長
「いっぱいカニを取ってきて、無事帰ってきてもらうことを本当に願っております」
見送った子ども
「カニいっぱい取ってきてほしいです!じいじ、がんばれー!」
ズワイガニの今シーズンの漁期は、オスの「松葉がに」が11月6日から来年3月20日まで、メスの「親がに」は11月6日から12月末までとなっていて、例年通りの設定だということです。鳥取県に割り当てられた今シーズンの漁獲枠は前年から49トン増え、1038トンとなり2年連続で増加しました。
11月7日には、鳥取県内の港で今シーズン初の水揚げが予定されています。