「昨夏の暑さで品質低下の可能性」鳥取県のブランド米「星空舞」は特A陥落 コメの食味ランキング 山陰両県から最高評価3品種
コメの味や香りなどを評価する食味ランキングがこのほど、日本穀物検定協会から発表されました。山陰両県からは3つの品種が最高評価の「特A」に選ばれましたが、2022年度に初めて「特A」を取得した鳥取県のオリジナル米「星空舞」は「A」に評価を落としました。
コメの食味ランキングは、日本穀物検定協会が毎年行っているもので、今回は全国から144の産地品種が評価を受け、43品種が最高評価の「特A」に選ばれました。このうち、島根県産の「つや姫」が3年ぶりに「特A」となったほか、「きぬむすめ」も3年連続で「特A」に選ばれました。鳥取県からは4年連続で「きぬむすめ」が「特A」に選ばれています。
一方、2022年度に初めて「特A」に認定された鳥取県のオリジナル米「星空舞」は「A」評価にとどまりました。新たなブランド米として販路拡大を目指す中、影響が懸念されます。
鳥取県生産振興課では「昨夏の暑さの影響で、県内でとれたコメの品質が低下した可能性がある。来年度に向け分析を進め、品質向上につなげたい」としています。