「作ったり、解体したり楽しかった」 子どもたちが自動車整備を体験 メカニックフェスタ開催 鳥取市
自動車整備の仕事に興味を持ってもらおうと11月2日、鳥取市の鳥取運輸支局で小学生を対象にした整備体験が行われました。
「きっずメカニックフェスタinとっとり」は、自動車整備の体験を通して子どもたちに車に興味を持ってもらおうと鳥取運輸支局と鳥取県自動車整備振興会が去年から開催しているものです。今年は鳥取市内の児童16人が参加しました。
児童たちは工具でタイヤのボルトを外す作業を体験したほか自動車の構造を確かめたりブレーキの仕組みを学んだりしていました。参加した児童からは「ここ(の部品)がないと事故すると、そういうところを勉強した」「来年もあったら来たい。いろいろな車とか作ったり解体したりして楽しかった」などと感想が聞かれました。
鳥取運輸支局によりますと去年の全国の整備士の数はおよそ33万人。近年は、高齢化やなり手不足で減少傾向が続いているといい、こうしたイベントを通じ将来に担い手を確保したい考えです。鳥取県自動車整備商工組合東部支部の右近謙治支部長は「(整備士は)難しい仕事なんですけど楽しい仕事、やりがいのある仕事だと親御さんにも見てもらえたら」と話していました。
来年は鳥取県東部だけでなく、西部でも同じイベントの開催を目指し、準備を進めていくということです。