生徒3人の個人情報と入試マニュアルが入ったUSBを紛失 盗難の可能性も含め警察に相談 鳥取西高校 鳥取県鳥取市

鳥取市にある鳥取県立鳥取西高校は3月28日、高校入試を実施するためのマニュアルが入ったデータと生徒3人の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したことを発表しました。
鳥取西高校によりますと、紛失したのはパスワードつきUSBメモリー1本で、保存されていたのは2024年度と2023年度の高校入試で校内職員用に作成された合格者に関するマニュアル類と、同じく2024年度の受験生2人と2023年度の受験生1人分の個人情報です。
配慮が必要な受験生に関する、受験番号、出身中学、名前、配慮に対する学校の対応が含まれていたということです。
3月13日、入試担当の50代の男性教職員がUSBメモリーからパソコンにマニュアル類のデータをうつしたあと、自身の机の引き出しにUSBメモリーを保管し鍵をかけていました。
その後、USBメモリーを使用した業務はありませんでしたが、14日午後4時ごろ、男性教職員が引き出しを確認したところUSBメモリーがなくなっていたことに気づいたということです。
そのため男性教職員は15日に校長に紛失した旨を報告し、ほかの教職員もUSBメモリーを探しましたが現在に至るまで見つかっていないということです。
鳥取西高校は盗難の可能性も含め、24日に警察に相談。
27日、警察による机周辺の捜索と教職員たちへの聞き取りが行われたということです。
鳥取西高校はき27日、受験生3人とその保護者へ謝罪しました。
高校入試業務は職員室とは別の作業部屋で行っていて、本来であればその作業部屋にある金庫にUSBメモリーを保管しておく必要があったといいます。
男性教職員は自分の責任であると繰り返し反省の弁を述べているということです。鳥取西高校では今後、データを持ち出したらすぐに作業部屋にある金庫に入れることを徹底することや、移動する際には必要なデータのみを持ち出すなど、再発防止を徹底するため、職員への周知を図るとしています。