日常的に駅を利用していた客に飲み物を手渡し個人情報を尋ねる… 智頭急行の男性社員を減給10分の1、1か月の懲戒処分 家族からの問い合わせで発覚 鳥取県

鳥取県などが出資する第三セクター・智頭急行は3月3日、男性社員が業務中に駅で列車を待っていた客に対し、個人情報を尋ねるなど不適切な行為をしたとして、同日付で減給10分の1、1か月の懲戒処分にしたと発表しました。
智頭急行によりますと、男性社員は2月22日、利用客に対し駅構内で、購入した飲み物を手渡し、個人情報を聞いたということです。翌23日に、この利用客の家族から智頭急行に対し問い合わせがあり、男性社員の行為が発覚しました。
利用客は、男性社員と面識はなかったものの、日常的に駅を使っていたということです。智頭急行の聞き取りに対し、男性社員は悪意はなかったと話しており、「申し訳ない」と述べ反省している様子だということです。
智頭急行は、男性社員の行為がハラスメントなどに当たるとして、減給10分の1、1か月の懲戒処分にしました。
今回の事案について智頭急行は「再発防止に向けて役員・社員のコンプライアンス意識のさらなる向上と内部管理体制の一層の強化・充実を図り、一丸となって信頼回復に取り組んでまいります」とコメントを発表してます。
利用客の家族には2月25日までに事情を説明し、謝罪したということで、今後、社内での注意喚起や社員教育を徹底し、再発防止に努める方針です。