【続報】島根原発2号機 空調設備確認中に負傷の社員 診断の結果は右腕骨折など 2週間以上の入院・加療が必要 島根県松江市

3月19日、島根原発2号機の原子炉建屋4階で中国電力の社員が業務中に右手首を怪我し救急搬送されました。中国電力は21日、診断の結果、社員は右腕を骨折していたと発表しました。
事故があったのは19日午後11時頃、核燃料プールなどがある島根原発2号機原子炉建屋4階で、空調設備の起動確認をしていた20歳の男性社員が空調機器のファンに接触し右手を負傷しました。
男性は松江市内の病院に救急搬送され、診断の結果、右前腕骨折など2週間以上の入院・加療が必要であることが分かりました。
これによる島根原発2号機への影響はなく、通常運転を続けているということです。
空調設備は原子炉建屋4階の結露を防ぐため、6台が自動運転しているもので、この内1台の点検を19日昼に実施。夜に自動運転を再開しており、男性社員は動作確認をするため、空調設備を点検していたということです。
中国電力島根原子力本部は「この度の人身災害の発生により、地域の皆様にご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。 当社としては本件の原因をしっかり確認し、再発防止に努めてまいります。 」としています。