災害対策に更なるデジタル化導入へ 県をまたいだ広域防災システムなどを説明 鳥取県
「災害に強いふるさとづくり」を目指します。鳥取県の平井知事は、来年度の予算で災害対策のデジタル化に取り組む方針を示しました。
鳥取県 平井伸治 知事
「デジタルトランスフォーメーションとしてですね、防災DXを本格的に進めようということで」
2月15日の定例会見で平井知事は、来年度、約170億円の予算を確保し、新しい形の災害対策に取り組む考えを示しました。中でもデジタル技術の活用に重点を置き、広島県と共同で県をまたいだ広域の総合防災システムを構築する全国初の取り組みについて説明しました。また、ドローンを使った被害状況の確認や支援物資の輸送を目的に、県のドローンチームの強化や民間との連携を行う方針です。
一方、2月17日から2日間、支援を行っている石川県を訪問し、馳知事や志賀町の稲岡町長などと面会し、今後の支援方針などを話し合う計画も明らかにしました。
鳥取県 平井伸治 知事
「災害の復旧・復興に向けてどういう風に効率的なシステムを作っていくのか。それを考える重要な材料に今後していきたいと思います」
平井知事は、この訪問では、被災地の負担ににならないよう同行する職員を1人にするとしています。