金メダリストの話を直接聴ける貴重な体験となりました。東京オリンピック女子ボクシングの金メダリスト入江聖奈さんが、鳥取県江府町で児童と生徒を対象にした講演会を行いました。

入江さん
「本当にちょっとの”自分に負けない努力”を積み重ねていくと、オリンピックで金メダルがとれるかもしれません」

入江さんは、3年前の東京オリンピックボクシング女子で鳥取県勢初となる金メダルを獲得。ボクシングは大学で引退。現在は、大学院で大好きなカエルの研究に打ち込んでいます。鳥取県江府町で行われた講演会は、地元の児童・生徒たちを対象に開かれました。会場に詰めかけた120人一人ひとりに本物の金メダルを披露。そして、金メダリストになるまでのプロセスや、一番大切にしている考え方などを話しました。

入江さん
「みんなそれぞれ得意なことがあると思うんです。自分の中にある得意なことに気づいて伸ばしていくことが、世界で勝っていくためにすごく大事なんじゃないかな」

そして、金メダルと大好きなカエルにちなんだユニークなクイズを出題するなどして会場は笑いに包まれていました。

中学生
「とてもかっこいいなと思いました」

「金メダリストが、本当にここの学校に来ているんだなと思ってすごかったです」

小学生
「努力をして、私も自分の良いところを見つけて自分の長所を伸ばしていきたいと思いました」

東京五輪金メダリスト 入江聖奈さん
「私も小学校の時とか、中学校の時、いろいろな大人の人に支えられて指導してもらって今の私があるので、今私が大人になったので次の世代に恩返し出来たらなと思いました」

講演会では最後に児童生徒の代表が入江さんにお礼の言葉とともに、ヒキガエルのフィギュアを贈りました。

入江さん
「皆さん私の大好きなヒキガエルですよ」

思わぬサプライズプレゼントに大喜びの入江さん。会場は最後まで歓声や拍手で盛り上がりを見せていました。