ミニ水族館作りに挑戦 児童が鳥取砂丘が育む海の生物たちを観察 鳥取県鳥取市
海の生態系について学びます。6月12日、鳥取市の児童が、鳥取砂丘が育む海の生物たちを観察するための、ミニ水族館作りに挑戦しました。
児童
「ヒラメは小っちゃいのもいるし、大きいのもいるし、生まれたとこがちょっとずれてる。時期がずれてるからかな」
12日、鳥取市の岩戸漁港で海底に住む生き物を観察していたのは、明徳小学校の5年生27人です。これは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で、砂浜が育む海の生態系について学びました。
海底に仕掛けた網をロープで慎重に引っ張り生き物を捕獲し、水槽へ。砂地に潜んでいるヒラメの幼魚のほか、イカなどさまざまな生き物が見つかりました。児童たちは、見つかった生き物の特徴などをメモし、興味深そうに観察していました。
児童
「海には色々な生き物がいることが、初めて知れました」
「ほかにもまだ海の生物とかまだ色々知って、もっとそういう知識を深めていけたらいいなと思いました」
鳥取環境大学 環境学科 太田太郎 准教授
「たくさんの種類の生き物が海にはいるっていうことを子どもたちは、もしかしたら生き物と認識してないような物も今日、生き物ってことが分かったと思うので、そういった物がつながり持って生きてるってことを理解してほしいなという風に思います」
今回の体験学習を通して、多くの生き物がいることで、生態系が維持され、豊かな海がつくられていることを児童たちは学んでいました。