教師を目指す高校生が島根大学教育学部の現役大学生と交流 交流を通して次世代の人材育成へ 島根県松江市
教師を目指す高校生が教職への関心を深めるため島根大学で現役の大学生たちと交流しました。
9月12日、島根県松江市の島根大学を訪れたのは、益田高校と隠岐高校の生徒合わせて26人。ほとんどが将来教職を目指しています。
この日は教師という職業のイメージを膨らませて今後の参考にするため、教育学部に通う現役の大学生らと交流しました。施設を見学した後は、いよいよ大学体験がスタート。まずは、模擬授業が行われー。
島根大学教育学部 ダスティン・キッド講師
「日本語を勉強してみると、日本人の考え方、世界の見方、アメリカ人にない考え方に触れて、自分の中に取り入れることができる」
日本に住んで25年。英語科教育や異文化理解の研究を行うダスティン・キッド講師が言語を通して地域文化を知ることのすばらしさを説明しました。
そして、いよいよ大学生との交流です。
大学生
「子どもの将来像を考えられるような力が大切。みんなが教員になった時には色々な子どもがいるけど、指導する子供たちがどういう姿になってほしいのかどういう子どもでいてほしいか考えること」
教師に必要な心構えなどをアドバイスされると高校生たちは熱心に書き留めていました。
高校生男子
「専攻科目の学びとか大学のテストとか、高校とは全然違うと思ったので学びになった。将来は社会の教師になって、歴史のストーリーを結び付けられるような生徒を育てたい」
高校生女子
「高校でしていたこととか教師を目指すきっかけとかを聞けたので、良い会でした」
大学生
「島根県を盛り上げる教員が増えるのはうれしいので、教員になってほしい」
大学生は経験を伝え、高校生は新たな知見を得ることで、互いに貴重な場となった今回の交流会。
島根大学教育学部 縄田裕幸 副学部長
「先生という身近な存在を今度は職業として、自分の将来の姿として捉えなおす機会になればいいなと」
交流を通して、次世代の人材育成を狙うこの催しは、なるべく多くの高校生を対象に今後も実施していくということです。