×

【町田気象予報士解説】山陰では引き続き大雪に注意 今後の天気図と大雪となった2017年の天気図と比較 外出時は余裕を持って慎重に行動を 今後注意

2025年2月6日 18:38
【町田気象予報士解説】山陰では引き続き大雪に注意 今後の天気図と大雪となった2017年の天気図と比較 外出時は余裕を持って慎重に行動を 今後注意

強い寒気が流れ込んだ影響で各地で雪が降り続いている山陰地方。今後の予報を天気図などで解説していきます。

2月7日午前9時の予想天気図です。7日朝は一時的に雪が弱まりますが、昼ごろから再び冬型の気圧配置が強まるでしょう。夜以降は大雪を降らせるJPCZとという「雪雲の群れ」の影響で局地的に雪がどっと降る恐れがあります。風も強まるため、吹雪によるホワイトアウトにも注意が必要です。夜の外出は控え、移動が必要な場合は早めの行動を心がけてください。雪のピークは8日(土)いっぱい続く予想です。

7日(金)午後6時までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで平野部で25センチ、山間部で50センチ。8日(土)午後6時にかけて平野部で40センチ、山間部で70センチ。9日(日)午後6時にかけて平野部で20センチ、山間部で50センチです。

雪の降り方によっては、予想以上の積雪となる可能性もあります。8日(土)は、警報級の可能性が「高い」です。

2017年と今回の天気図を比較すると、どちらも強い冬型の気圧配置となっています。上空の寒気の入り方など細かな条件には違いがありますが、2017年の大雪と同じような降り方になる可能性があります。

2017年1月23日の鳥取市では、半日で40センチ以上の積雪となりました。鳥取市青谷町の山陰道で車の立ち往生が発生するなど生活に大きな影響がありました。今回の雪が予想通りに降った場合、こうしたことが発生する恐れがあります。

雪が弱まる2月6日夜から7日朝にかけて、備えをお願いします。今のうちに雪かきをしておきましょう。また、備蓄品の買い足しは2月7日までに済ませておくと安心です。外出する際は、10分ほど余裕を持って慎重に行動することが大切です。

「今までは大したことないから大丈夫」ではなく、「明日夜以降に向けてどう備えるか」がポイントです!

最終更新日:2025年2月6日 18:42
    日本海テレビのニュース