中国地方トップレベル作品が集結 備前焼や人間国宝・前田昭博さんの作品も展示 鳥取県鳥取市
中国地方トップレベルの工芸作品が集まりました。鳥取県立博物館で「日本伝統工芸中国展」が開催されています。
今回の展示では陶芸、染織、人形など7部門・136点の応募から入賞作品など116点を展示。6月14日も多くの人が優れた作品の数々をじっくりと鑑賞していました。
特別賞の金重陶陽賞に選ばれた備前焼は、備前焼の風合いと造形技術の高さが評価されました。そして、鳥取県在住の陶芸家で人間国宝の前田昭博さんの白磁は、山陰の雪景色を思わせる白とさまざまな表情の影を生み出す形にこだわった作品となっています。
因州・中井窯 坂本章さん
「使うことと美しさっていうのが何よりも工芸の特徴だと思っています。中国地方の多彩な工芸が並んでいますので、ぜひこういう機会にたくさんの人に 見ていただきたいと思います」
この展覧会は6月16日まで鳥取県立博物館で開かれています。また、展覧会に合わせ鳥取市の丸由百貨店では、6月18日(火)まで県内の作家が出品する小物の販売会が行われているいうことです。