【注意】暑い日に欠かせない水分補給 ただ一歩間違えると"ペットボトル症候群"の危険性… 命に関わる症状を引き起こす場合も
梅雨入り前ですが、夏のような陽気で、暑い日が続いています。暑さ対策に欠かせないのが水分補給。しかし、一歩間違えると怖い病気を引き起こす恐れがあります。
今週に入り、真夏日が続いている山陰地方。13日の最高気温は、
・鳥取:31.8℃
・松江:31.2℃
・津和野:33.1℃
と、14地点で30℃以上の真夏日となりました。
そんな中、注意したいのが“熱中症”。暑い中、外で遊んでいる親子に熱中症対策について聞いてみるとー。
母親
「ぶどうジュースとかリンゴジュースとか、子どもが飲めるものを飲ませすぎないようにしてます。お茶メインで」
「糖分とか塩分とか入った飲み物も少しは気を付けて飲むようにしてます。特に汗をかいたときとかは気を付けてます」
多くの人が気を付けている、「水分補給」。熱中症対策には欠かせませんが、飲み方に気を付けないとある病気につながってしまうといいます。
おおたにこども・ファミリークリニック 大谷英之 院長
「いわゆるペットボトル症候群というものがありまして、砂糖がたくさん入ったジュースを大量に飲むことによって引き起こされる糖尿病のような病態というものがあります」
“ペットボトル症候群”とは、糖分の多く入った飲み物を大量に飲むことで起きる状態。甘い飲み物をとりすぎると血糖値が急激に上がり、のどの渇きを感じます。がぶ飲みを続けると悪循環となり、吐き気や腹痛、最悪の場合は意識障害やこん睡といった命に関わる重篤な症状を引き起こしてしまうのです。
おおたにこども・ファミリークリニック 大谷英之 院長
「水分をとっても、のどの渇きが癒されないとか、尿量がどんどん増えてくるとか、けん怠感があるとか、息が荒くなってくるとかがペットボトル症候群の症状です」
10代から30代の若い男性に多いというペットボトル症候群。では、どのような水分補給を心がければよいのでしょうか。
おおたにこども・ファミリークリニック 大谷英之 院長
「汗をかいた場合には、塩分もとっていただければと思いますけど、水分と何かしょっぱいもので塩分と水分を補うようにしていただければと思います」
糖分の量に注意しながらスポーツドリンクも上手く活用し、こまめな水分や塩分の補給が大切です。