「でも”やってみよう”ということが大切」 楽天グループ三木谷会長 鳥取大学医学部で講演 学生からの問いに熱い思いを吐露する場面も 鳥取県米子市
楽天グループのトップは、何を語ったのでしょうか。楽天グループの三木谷浩史会長が、鳥取県米子市にある鳥取大学医学部の学生を対象にした特別講演を行いました。
楽天 三木谷浩史 会長
「基本的には(社会に)たぶん要るだろうなと。でもいろいろな障害がある。でも”やってみよう”ということが大切だと思っています」
楽天グループの三木谷浩史会長の講演のテーマは、「未来への挑戦 鳥取から世界へ」。会場には、学生200人がつめかけました。今回の講演は、楽天グループの関連医療会社「楽天メディカル」が、全国各地で展開している”第五のがん治療”といわれている「がん光免疫療法」を鳥取大学医学部が導入していることから、その視察に合わせて行われました。
楽天 三木谷浩史 会長
「(がん光免疫療法を)鳥取大学が、けん引していただいているだけでなく、先進的な取り組みをしていただいています」
このほか、三木谷会長は子どもの頃、米子市には数多く訪れたこともあり、鳥取大学医学部も目指していたというエピソードも披露していました。また、学生から出た、さまざまな挑戦をし続ける思いについての質問に対して、三木谷会長は「1995年に発生した阪神大震災で、焼け野原や親戚を亡くした体験が礎となり、現在の挑戦につながっている」と自らの秘めた熱い思いを吐露する場面もありました。
鳥大医学生
「こんな機会めったにない機会なので、本当にありがたかったです。良い刺激になりました」
「僕自身も将来の医学の発展に貢献出来るよう考えています」
Q.(三木谷会長が)鳥大医学部をめざしていたと聞いて?
「もしかしたら先輩になっていたと考えると、すごく何か不思議と思います」
講演会の最後に三木谷会長は、学生全員を対象に、自ら手がけた著書をプレゼントするじゃんけん大会も行いました。わずか30分程の短い講演会でしたが、学生にとっては将来につながる刺激的で貴重な時間となったようです。