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島根県の松江市長が4路線廃止の代替策発表 「コミュニティバス路線」の新設などで交通弱者救済へ     

2024年1月23日 18:14
島根県の松江市長が4路線廃止の代替策発表 「コミュニティバス路線」の新設などで交通弱者救済へ     

4路線で廃止の意向を示していた一畑バス。島根県松江市の上定市長は1月23日会見を開き、通勤・通学に支障をきたさないよう代替策を講じると発表しました。

松江市 上定昭仁 市長
「本市によるコミュニティバス路線を新設することによって、御津線の路線廃止に代替していくという予定でございます」

島根県東部を中心に路線バスなどを運行する一畑バスは、2023年11月運転手不足を理由に、今年10月以降一畑バス本社発着で島根県松江市、島根県雲南市、島根県安来市を走る大東線、御津線、マリンプラザ線荒島線の4路線の廃止を決定。

これを受け松江市では、交通弱者となりうる学生の進路の幅を狭めないよう、市営バスなどを活用し、4路線での運行を継続する方針を発表しました。具体的には大東線、御津線は、市営バスや、この度新設するコニュニティバスを乗り継ぐ形で路線を存続。

荒島線は、元々運行している市営バスのダイヤを前倒しに。また、マリンプラザ線については一畑バスが区間を縮小し、便数を減らす形で引き続き運行する方針だということです。

1月23日に会見を開いたことについて上定市長は「県立高校の願書受付前に間に合わせたかった」とコメント。今後も通勤・通学に影響が生じないよう関係各所と連携し、「地域公共交通計画」を策定することにしています。

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