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「犯人捜し的なことはもうせんで穏やかな気持ちで」 国の登録有形文化財に指定されている摩尼寺本堂の柱に落書き… 監視カメラの設置も検討 鳥取県鳥取市

2024年6月7日 18:04
「犯人捜し的なことはもうせんで穏やかな気持ちで」 国の登録有形文化財に指定されている摩尼寺本堂の柱に落書き… 監視カメラの設置も検討 鳥取県鳥取市

5月末、本堂の柱に男性と思われる名前の落書きが見つかった鳥取市の摩尼寺。6月6日、居川住職によって落書きは消され補修されましたが、寺を訪れる人からは怒りの声も聞かれました。

摩尼山の中腹にたたずみ、古くから因幡地方の信仰を集めてきた摩尼寺。本堂などが国の登録有形文化財に指定されていて、湖山長者の伝説が伝えられる天台宗の寺です。今回の件を受け寺をよく訪れる人はー。

寺をよく訪れる人
「信じられない気持ちがいっぱいでしたね。なんという不届き物。それのみ。怒りでそれだけでしたね」

居川住職が知る限り、これまで落書きされたことはなかったといいます。7日は鳥取市の担当者が補修された柱を確認に訪れていました。

鳥取市教育委員会 事務局文化財課 細田隆博 文化財専門員
「建造物を傷つけることなく適切に補修されておりますので、今後もこの寺が大切にされるように見守っていきたいと思っています」

護摩木に願い事を書くための油性ペンを使ったとみられる今回の落書き。警察にも相談したということです。

摩尼寺 居川敬信 住職
「残念ですね。犯人捜し的なことはもうしないで穏やかな気持ちでいていただきたい」

摩尼寺では、今後、監視カメラの設置も検討したいとしています。

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