7月4日は「梨の日」 樹齢100年を超える樹の前で豊作願う 焼き肉店では"梨ダレ"が登場で梨の魅力を発信 鳥取県湯梨浜町/倉吉市
7月4日は語呂合わせで「梨の日」。鳥取県中部ではこの日に合わせて豊作祈願が行われました。また梨を使った期間限定の焼き肉メニューも登場です。
7月4日は「梨の日」。梨の魅力を発信しようと語呂合わせで制定されています。そんな中、鳥取県湯梨浜町で行われたのは梨の祈願祭。生産者や選果場の職員が出席し、樹齢100年を超える百年樹の前で東郷地域で生産される二十世紀梨の豊作を願いました。また祈願祭には、百年樹に袋掛けをした東郷小学校の3年生40人も駆け付け、元気に歌を披露しました。
東郷果実部会 岡崎和彦 副部長
「8月1日からここはハウス二十世紀梨の出荷予定しております。ハウスからおいしい梨を育てていきたいと思いますので、ぜひ食べていただきたいと思います」
今年は5月に雨が少なかったことなどから、梨の数は昨年より減少。今後、水やりや無駄な枝を伐採するなどして、露地物は8月下旬から出荷を目指すということです。
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一方、鳥取県倉吉市内の焼肉店では、「梨の日」に合わせて変わり種の商品が登場。
店員
「こちらがナシカルビです」
このメニューに使われているのは東郷地域などで作られる赤梨。カットした梨を自家製のタレに投入。ミキサーで混ぜることで、梨ダレの出来上がり。カルビとハラミの2種類のお肉に梨ダレをもみこむことで、焼けばそのまま食べることができます。
濱中裕一朗 記者
「お肉が柔らかくて、自然な甘みがあって、さっぱりとした味わいです」
大平フードシステム 加藤敦久 社長
「お客様に梨の良さを知っていただいて、フルーツだけでなく、調味料として使うということも知っていただけたらなと思います」
これから本格的に迎える梨の季節。一足早く県内で新たな魅力を伝える動きが広がっています。