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島根原発1号機 廃炉計画の第2段階に入る 原子炉建物などの設備の解体や撤去作業

2024年5月29日 19:09
島根原発1号機 廃炉計画の第2段階に入る 原子炉建物などの設備の解体や撤去作業

島根原発1号機について中国電力は、5月29日から廃炉計画の第2段階にあたる放射線管理区域内での解体・撤去作業を開始しました。

5月29日から始まったのは、島根原発1号機の原子炉建物(原子炉本体を除く)やタービン建物内にある設備の解体・撤去作業です。これまでは「第1段階」として、放射線管理区域外で、撤去作業を行ってきましたが、「第2段階」として、放射線管理区域の中での作業が始まりました。

建物内は原子炉の圧力を低下させる圧力抑制室や、原子炉に水を送るための給水ポンプなどを有していて、約3万トンの廃棄物のうち4970トンが放射性廃棄物にあたります。

中国電力では今後12年間で、これらの設備の解体・撤去を進めていくほか、2036年に開始予定の原子炉本体の撤去作業に向け、汚染状況の調査などを行うということです。

中国電力 島根原発本部 吉川 正克 広報部長
「今後は放射線管理区域内の設備の解体撤去に着手することになります。周辺環境の管理、それから作業者の被ばく管理についてもしっかりと確実に行いながら安全第一で作業ひとつひとつ進めてまいりたいと思います」

島根原発1号機は、青森県の使用済み燃料の再処理施設完成が遅れている影響で、当初の予定より4年遅い、2049年に廃炉作業のすべてが完了する計画です。

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